昭和の時代に一世を風靡した手芸・刺繍の趣味である「糸の油絵」こと、松鳩文化刺繍の制作には欠かせない、刺繍の下地布を貼り付ける木枠を出品します。
自宅に結構な年数、保管されていたものです。親が松鳩文化刺繍を良く嗜んでおり、自宅には完成した作品が数点飾ってあったりします。
これらのお品は随分の期間、自宅の押入れに保管されていたもので、実際に使用されたと思われる木枠が8本、未使用で今は無き大阪東部にあった西武百貨店の包み紙で巻いたままのものが、同じく8本となっております。
この木枠に下地布を画鋲でピンと貼り付けて、ポチポチと独特の形状の専用刺繍針で同じく専用の刺繍糸を時間を掛けて刺していくという手順で「糸の油絵」を作り上げていきます(というような感じで制作していたと記憶しております)。
未使用の木枠が55cmのホゾ穴があるものが2本、近いサイズのホゾ付きの木枠が2本、これで大きなサイズのものが作れます。そして残りの未使用のものは同じく39.5cmのホゾがあるものが2本と33.5cmのホゾ穴付きが2本で、こちらで中サイズのものが作れます。
使用済みと思われるものは53cmのホゾ穴が1つのものが4本、48cmのホゾ穴付きのものが2本、40.5cmのホゾ付き(1つはホゾが真ん中に付いておらず、片方に寄っています)
今現在、この「松鳩文化刺繍」を現在もご趣味にされている方がどれぐらい居られるかは分かりませんが、興味があって、オークションやその他で手に入れた、「松鳩文化刺繍」のキットを作成してみたいという方、いかがでしょうか。
あるいは現在もご趣味にされている方が、部材の新規の補充をしようとお思いである場合にもよろしいかと思います。
ノークレーム・ノーリターンでお願いします。